見積書や企画書、各種マニュアルなど、さまざまな資料をPDFファイルで入手することが多くなっている。今回はPDFの資料を読み込むために役立つ、iPhoneやiPad向けアプリを紹介する。

 単にPDFファイルを読むだけなら、一般的なビュワーアプリを使えばよい。今回紹介する2つのアプリにはこだわりの機能があり、さらに突っ込んだ「読み込み」が可能になる。

 紙の資料を読む際、重要な箇所にはラインマーカーを引いたり付箋を付けたりするだろう。資料を読んでいて気付いたことをペンで書き込むこともある。ここで紹介するアプリなら、スマホやタブレットでもこうした作業を高いレベルで実現できるのがポイントだ。

 最初に紹介する「MarginNote Pro」(開発者:Sun Min)は、iPhoneでも利用可能なアプリだ。有料版は840円となっている。ファイルの書き出し機能などに制限があるフリー版の「MarginNote」は無料だ。今回は有料版をベースに紹介する。

 なお、iPhoneでも問題なく使えるのだが、画面が狭いので、ちまちまと作業しなければならない。快適に読み書きしたいなら、iPadで利用するのをお勧めする。

「MarginNote Pro」でPDFファイルを開いて、文字列を範囲指定してマーカーを引く様子。
「MarginNote Pro」でPDFファイルを開いて、文字列を範囲指定してマーカーを引く様子。
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