先日、新しく開業したデパート「東急プラザ銀座」にちょっと立ち寄ってみた。期間限定でオープンしている「RoBoHoN(以下、ロボホン)」のブースを覗いたのだが、なかなかの賑わいだった。

 ロボホンは、シャープが発売した、ロボット型の電話機だ。声で指示をすると、電話を掛けたりネット検索をしたりするので、新しいスマートフォンといってもいいかもしれない。誰もが「かわいい」「すごいな」と言う声を上げて見入っている。ただ、僕はちょっとした違和感を感じていた。それについては、後程述べるとしよう。

 このような展示イベントはもちろん、テレビや雑誌でも取り上げられて話題になっているロボホン。この手のアイテムとしてはソニーの「AIBO」が先駆けだ。当時の話題ぶりと比べればおとなしめといってよいだろう。もはや、家庭向けのロボットというだけでは、それほど注目を集めないのかもしれない。

 そもそもロボホンは、デアゴスティーニ・ジャパンが2013年に販売したロボット「ロビ」と似たデザインで、開発者も同じだ。だからだろうか、何となく目新しさを感じない。果たして、どんな魅力があるのか、実機を使ってみることにした。

ロボホンはシャープのロボット型の電話機だ。
ロボホンはシャープのロボット型の電話機だ。
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