最近、タブレットが分かりにくいと思っているのは僕だけではないだろう。そもそもタブレットはほとんどが液晶なので、見た目がとても似ている。正面から写真で見ていると、機種ごとのデザインの違いはないに等しい。

 それでも、各社が色々な製品を続々と投入しており、WindowsとAndroidのモデルもOSが違うのにぱっと見は似ている。似たようなタブレットが山のようにラインアップされていて、とても把握しにくい。例えば、レノボのタブレットだけでも、同社のWebページを見ると7製品がある。さらに、「YOGA Tablet」や「LENOVO Miix」には液晶サイズの違うモデルが存在する。その上で、それぞれに新旧モデルがあるのだから全貌を理解するのは大変すぎる。

 今回取り上げるのは、Windowsを搭載したスタンダードなタブレットの新モデル「Miix 3 10」だ。デザインなど外観の派手さはないものの、とてもそつなくまとまっているので、注目していただきたい。

 最大のポイントがキーボードが付いていることだろう。Windowsタブレットは、ペンかキーボードもしくはマウスがなければ操作しづらい。特に、デスクトップで小さなメニューを操作するには必須と言えるだろう。その点、Miix 3 10はキーボードがセットになっているので、携帯ノート感覚でも使える。

キーボードを装着しているとモバイルノートのような「Miix 3 10」。(撮影:戸田 覚、以下同)
キーボードを装着しているとモバイルノートのような「Miix 3 10」。(撮影:戸田 覚、以下同)
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