パソコンに関わる仕事を始めてから、そろそろ30年近くたつ。その頃から一貫して感じているのが、「作業効率は画面の広さに比例する」ということだ。もはや、自分なりの「格言」といっていい。

 パソコンの画面はとにかく広いほうが、作業効率が上がる。ただし、単にサイズが大きいだけではダメで、解像度も高くなくてはならない。広い画面に文字が大きく表示される、というだけでは意味がないなのだ。

 最近は、パソコンを購入する際にノートパソコンを選ぶ人が多いようだが、画面が狭いのがいただけない。だから、僕のメインマシンは常にデスクトップで、机の上に大きなディスプレイが鎮座している。広い画面で複数のウインドウを開いて、並行して作業できるのがベストだと信じている。

 ということで、大画面の4Kディスプレイを狙っていたところ、なんと28型で4万990円という期間限定セール品「JN-T2820UHD」を発見。もちろん新製品で、セールというのは新発売のプロモーション的な意味合いがあるのだろう。

 ブランドは耳慣れない「JAPANNEXT」だが、安さに釣られて購入することにした。価格比較サイトなどで調べても、28型の4Kディスプレイというと5万円程度からとなっており、およそ1万円安いのだ。

 この価格だから、ハズレをつかむ可能性もある程度は覚悟した。とはいえ、JAPANNEXTのWebサイトにある宣伝文句では応答速度が2.5ミリ秒、リフレッシュレート60Hz、sRGB 100%といったスペックとのことなので、そう悪いことにはならないだろうと考えた。

 これまで使っていたのは、23型のフルHDディスプレイ。サイズ・解像度共に大幅にアップするので到着を楽しみにしていた。

到着したJAPANNEXT「JN-T2820UHD」(奥)は確かに大きいが、机に置けないほどではない。手前が以前から利用していた23型の「XL2370」(韓国サムスン電子製)。
到着したJAPANNEXT「JN-T2820UHD」(奥)は確かに大きいが、机に置けないほどではない。手前が以前から利用していた23型の「XL2370」(韓国サムスン電子製)。
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この角度から見ると一回り大きいことが分かるが、ベゼルが細いのでスマートに見える。
この角度から見ると一回り大きいことが分かるが、ベゼルが細いのでスマートに見える。
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