最近、タブレットと一緒に使う、“極薄”のカバー兼用キーボードが次々に製品として登場し始めている。Surfaceが先陣を切り、iPad Pro向けにもカバー兼用の「Smart Keyboard」が登場した。

 これら極薄キーボードは、一体どの程度の使い勝手なのだろうか?今回はその実用性を追求していきたい。

 というのも、これらのキーボードは価格がとても高い。9.7インチiPad Pro向けのSmart Keyboardは1万6800円もするし、Surface Pro 4向けの「Type Cover」は1万7712円と、こちらも同様に高価だ。

 3000円程度のBluetoothキーボードなら、「ある程度の快適さで入力できればよいだろう」と気軽な気持ちで購入できるのだが、高級キーボードの入手には、思い切りが必要だ。

 今回は比較対象として、パナソニックの「Let's note SZ」を用意した。携帯ノートの中でもキーボードが打ちやすいといわれるモデルだからだ。僕の場合Let's note SZなら、フルスピードの8割程度でキー入力が可能だ。原稿を書く気にはなれないが、長めの企画書程度なら十分に書ける。

 さて、最初はSmart Keyboardから、チェックしていこう。

「Let's note SZ」のキーボード。本体はコンパクトで、個人的にはまともに使える最小限の大きさ。もちろん、手の小さな人ならもっと小さなキーボードでも快適に使えるだろう。
「Let's note SZ」のキーボード。本体はコンパクトで、個人的にはまともに使える最小限の大きさ。もちろん、手の小さな人ならもっと小さなキーボードでも快適に使えるだろう。
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キーピッチは横19ミリで、キーストロークが2ミリ確保されているのが打ちやすさの理由だ。
キーピッチは横19ミリで、キーストロークが2ミリ確保されているのが打ちやすさの理由だ。
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タッチパッドも使いやすい。
タッチパッドも使いやすい。
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