最近、魅力的なパソコンが少ないと嘆いている人に、ぜひチェックしてもらいたいのが、今回レビューするレノボ・ジャパンの「ThinkPad X1 Carbon」最新モデルだ。
旧モデルと比べても外観が似ているうえに、製品名も同じなので、一見、何が変わったのか分かりにくいかもしれない。まずは旧モデルから進化したポイントを中心に紹介していこう。
ThinkPad X1 Carbonは、14型液晶を搭載する携帯ノートだ。一般的に携帯ノートというと、11.6型か13.3型の液晶を採用する製品が多い。その間に位置する12型前後の製品も、ちらほら存在する。それらと比べて大きな画面を使えるのが、ThinkPad X1 Carbonの魅力だ。
画面が大きければ、当然ながら作業効率が向上する。複数のウインドウを開いて作業する際に便利なのは言うまでもない。さらに、本体サイズが大きくなるのでキーボードも打ちやすくなる。
しかし、かばんへの収まりが悪くなるし、本体が大きい分重量が増してしまうという欠点もあった。僕は初代モデルのThinkPad X1 Carbonを使っていたが、やっぱりちょっと重く、持ち歩くのをためらうときも少なくなかった。
ところが、新モデルは1.18キログラム(構成によって変わる)という軽さを実現している。14型液晶を採用する大型ノートなのに、この軽さなのだから驚異的だ。