一昔前まで、モバイル環境で使う携帯ノートは“脇役”だった。出先でもパソコンを使うために、スペックが低く、使いにくい製品を我慢して持ち歩いていた。オフィスや自宅で使うA4のスタンダードノートやデスクトップこそが、パソコンの“主役”だったわけだ。

 もちろん今でも、メインマシンはA4ノート、またはデスクトップだという人は多いだろう。僕もそうだ。ただ、メーカーの製品ラインアップを見ると、今やモバイルのノートや2in1が完全に主役となっている。13型クラスのモバイル用ノートなら画面も大きく、メインマシンとしても問題なく使えるわけで、若い人はそれ1台で済ませている人も少なくないようだ。

 一方で、パソコンのラインアップが画一化して来た最近は、市場全体がちょっとつまらなくなってしまっている。そんな中で発見した面白そうな製品が、ASUSの「TransBook Mini T102HA」だ。

 簡単にいってしまうとSurfaceスタイルの2in1だ。興味深いのがサイズで、液晶が10.1インチしかない。コンパクトな「Surface 3」でさえ10.8インチなので、現時点では最小クラスと言えるだろう。

 軽くて小さな携帯ノートとして、工夫しながら使うのに適していると思う。5万円台から購入できる価格も魅力だ。

 ということで、早速製品を借りてみた。

TransBook Miniは、Surfaceスタイルのコンパクトな2in1だ。(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
TransBook Miniは、Surfaceスタイルのコンパクトな2in1だ。(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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キックスタンドで自立する。
キックスタンドで自立する。
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