これからタブレットや携帯ノートを買うなら、SIMフリーかどうかが重要なチェックポイントになるだろう。タブレットや携帯ノートは、スマホを使ったテザリングでも問題なく通信できる。だが、SIMを内蔵した製品を一度使ってしまうと、もうテザリングには戻れなくなる。いちいち接続の操作をするのが面倒だし、スマホのバッテリーも大いに消耗する。朝から使って、タブレットの電池残量がなくなるだけならまだしも、スマホのバッテリーまで切れると電話もできなくなってしまうから困る。
さらに、テザリングはスマホの通信容量を消費してしまう点も気になる。SIMフリーのタブレットを格安SIMで運用すれば、スマホ側のデータ通信容量は減らない。格安SIMの容量を使い切ったとしても、そう困ることはないはずだ。格安SIMは、大手キャリアのサービスと比べると速度が遅いが、費用負担は格段に小さい。
ということで、今回注目するのはASUSの「ZenPad 7.0(Z370KL)」だ。ZenPad 7.0は2015年夏に登場しているのだが、2015年末にSIMフリーモデルが投入されたので、早速借りてみることにした。価格はASUSの直販サイトで税込み2万6784円と、非常に割安感がある。
さて、さっそく借りた製品を箱から取り出してみたが、これがなかなか良い。決して高級感があるわけではないのだが、コストを抑えつつも安っぽさがないようにデザインされている。