ASUSの新製品攻勢が止まらない。「ZenFone 3」シリーズの各モデルを矢継ぎ早に投入してきたと思ったら、今度はZenWatchの新モデルが登場した。スマホ同様に「3」が付く、「ZenWatch 3」だ。

 最大のポイントは、円形のディスプレイを採用したことだろう。従来モデルまでは四角形だったので、大きなデザイン変更だ。とはいえ、最近は円形のスマートウオッチは珍しくなくなった。円形になっただけでは、特徴があるとは言えないだろう。

 ちょうど2016年秋に登場したApple Watch Series 2があるので、特徴的なポイントを比較していこう。

円形になった「ZenWatch 3」が新登場。(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
円形になった「ZenWatch 3」が新登場。(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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かなり大きく女性にはオーバーサイズかもしれない

 現物を見て最初に気になったのがサイズだ。直径約45ミリというのは、いかにも大きい。Apple Watchは大小2つのモデルがあって、大きなほうでも42ミリ。それをさらに3ミリほど上回っている。

 僕としては、大きいけれどなんとか受け入れられるサイズだと思う。だが、女性に付けてもらったところ、「大きすぎて無理」という声が多数だった。もちろん、大きな時計が好きな女性もいるだろうが、好みが分かれるサイズだ。また、クラウンボタン(竜頭)が3つついているクロノグラフのようなデザインも、ヘビーすぎないだろうか?

 機能・性能以前に、大きくてゴツイ印象が否めないのだ。こんなモデルがあってもよいとは思うが、もっとコンパクトなサイズも用意してこそバランスがとれるというものだ。

 重さは48グラムとかなり軽いので、装着していても疲れにくいとは思う。アナログ時計には重いものが多いが、このくらいの軽さなら負担が小さい。

クラウンボタン(竜頭)が3つ付いているのでよりヘビーに見える。
クラウンボタン(竜頭)が3つ付いているのでよりヘビーに見える。
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