最新のiOS 9、なかなかの快適環境で仕事もはかどるというものだ。それに乗っかるiPhone 6sは演算能力も向上していてトータルでの操作感は上々。しかも、標準アプリの機能強化、Macとの連携度合いが高まり、仕事をこなす道具として一段とレベルアップした。今回はそんな中でも特に有用、しかし見逃してしまいそうな新機能を厳選して解説することにしよう。

バックグラウンドアプリをワンタッチ選択する「エッジプレス」

 iPhone 6sには「3D Touch」と呼ばれる新機能が入っていることは読者の皆さん、先刻ご存知のことだろう。軽くタッチ、そのまま触り続ける、二本指で広げたり縮めたりといういくつかの画面操作に加えて、画面を押し込む、という操作が加わった。

 たとえば、ホーム画面上で「写真」アプリのアイコンを軽く押し込むと図のようなメニューがポップアップしてきて最新の写真から閲覧できたり、「マップ」からなら周辺にある設備やお店の検索が即座にできたりする。ただし、対応しているアプリが少ないので、押しても反応しなかったりと、肩透かしをくらうこともあるが、用意された機能は使いこなして行けば行くほど便利さが増して行く(図1、図2)。

図1●3D Touchを「写真」アプリで使う
図1●3D Touchを「写真」アプリで使う
最新の写真を素早くブラウズしたいときに便利
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図2●「地図」のアイコンを押し込む
図2●「地図」のアイコンを押し込む
利用者周辺の施設、店舗などが素早く検索できたり、現在位置を友人に送ったりできる
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