今回はパスしようかな、と思っていた「iPhone 6s」だが、発売日にお届けします、というもんだから、つい…。仕事上、アドバイス先から本件に関する問い合わせも多いので、ま、これでいいかな? と。さて、最近、仕事上のパートナーから時々、「iPhoneはApple Storeから簡単に買えるらしいけど、すぐに使い始められますか」と聞かれることがある。要するに、携帯電話会社から買うのとアップルから直接買うのとどちらがいいですか、ということが聞きたいらしい。この回答は簡単なようで、なかなか難しい。

並ばずに買えるiPhone 6s

 相談を受けたのは小規模の事業所で、部署単位である程度まとまったiPhoneを導入したいが、通話よりもメールの送受信、あるいは自社で用意するWebシステムを使っての業務処理が主たる目的。当然、通信コストは極力抑えたい。といった案件だ。

 最近のアップルのiPhone販売スタイルは実にシンプルだ。購入手続きはオンラインのApple Storeで行う。実店舗のApple Storeで入手する場合も購入手続きはオンラインのApple Storeで済ませる必要がある。

 日本の場合、オンラインで端末本体は購入できるが、別途独自に携帯電話契約を行い、契約済みのSIMをiPhoneに挿して使い始めなければならない。購入手続きは色を選び、内蔵させるメモリー容量を選ぶだけなので、実に簡単、あっという間に購入手続きは完了する。

 手続き後の配送状況は以前と比べて劇的に改善している。現在のところ、iPhone 6sをオンラインで購入すると、1週間以内に手元に届く。

 筆者の場合は発売日当日の午前10時に自宅に届いた。注文を入れておいたのは9月14日。発売日の9月25日の午前10時にはクロネコヤマトが自宅に届けてくれた。過去、実店舗の前に長蛇の列を作って汗だくで購入したのがウソのようだ(図1)。

図1●iPhone 6sは販売開始日に到着
図1●iPhone 6sは販売開始日に到着
9月14日に事前注文したiPhone 6sは販売開始日の9月25日に送付先に届くように、前日にオペレーションセンターから出荷された。お店に行って買うより、このほうが確実で早い。
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