新たに購入した「ThinkPad X1 Yoga」の環境設定を楽しみながらやっています。設定作業としては大きく、アプリのインストールと、システムなどの設定変更があります。

 アプリのインストールは、使うものが決まっているなら単純な作業です。ただモバイルPCではストレージ容量が潤沢ではないのと、バッテリー駆動で使うので消費電力を考慮する必要がある点で、デスクトップPCと同じアプリをそのまま入れるというわけにいきません。

 Windows 10も「RS3(開発コード:Redstone3)」となり、大きく変化しています。特に、UWP(Universal Windows Platform)アプリは、バックグラウンド動作をOSが管理し、使われていないと停止したり、メモリー上から外したりします。モバイル環境に向いているわけです。

 そこで今回は、できるだけUWPアプリを利用するという前提で環境設定を考え直しました。

 出張など、外出先でさまざまな作業をすることを考えると、必要なものは入れておく必要があります。多くは通常のデスクトップアプリケーション(Classic Windows Application、CWAということがあります)です。ストレージ容量に注意するのはもちろんなのですが、バックグラウンドで動作しつづけるWindowsサービスをインストールするものがあるので注意が必要です。

 かつて外出先でPCを使う理由の一つは、電子メールの利用でした。単にメールを読むだけなら、携帯電話でもできるのですが、作成したファイルを送受信する、長文のメールを書くといったことは、PCでないと大変です。

 しかし高性能なスマートフォンが登場し、表計算ファイルの編集程度なら、スマートフォンでも可能になってきました。電子メール以外のコミュニケーション手段も増えています。例えば、SNSやメッセンジャー、チャットによるリアルタイムのコミュニケーションや、SkypeなどのIP電話アプリケーションもあります。「家族との連絡はすっかりLINE」という人も少なくないでしょう。