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塩田紳二のモバイルトレンド

複雑なのか簡単なのか、Bluetoothの進化を考える

塩田 紳二=テクニカルライター 2017/11/10 ITpro
Bluetoothのバージョン同士の関係。「BLE」と「BR/EDR/HS」の間には互換性はない
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 スマートフォンやノートパソコンには、たいていBleutoothの通信機能が搭載されています。携帯電話の周辺機器接続用技術としてスタートしたBluetoothも、最近では、さまざまな用途に使われ、IoT(Internet Of Things)の観点でも注目されています。

 2018年はBluetoothが発表されて20年になります。このBluetoothも、最近では大きく変化しています。

 潮目が変わったのは、2009年に発表されたBluetooth 4.0です。この4.0で、従来とは互換性がない「Low Energy(LE)」と呼ばれる方式が導入されました。3.0までのBluetoothは、携帯電話用という方向性を維持しつつパソコンやスマートフォンに対応していましたが、課題もあり、放置すると衰退する技術になりかねませんでした。

 2000年以前の携帯電話や周辺機器は、販売後にファームウェアをアップデートするという仕組みがあまり整っておらず、ユーザーの手元に渡った製品に後から機能を追加することを想定していませんでした。Bluetoothについても同様です。

 Bluetoothでは、機能を「プロファイル」と呼ばれる仕様として定義していました。プロファイルは、接続する双方のデバイスの役目やプロトコル、データ形式などを定義したものです。新しい機能をプロファイルとして定義し、実用に至るまでには時間がかかりました。しかもプロファイルは、どんどん増える傾向にありました。

 プロファイルを各メーカーが開発すると検証に時間がかかり、テストにも限界があるため、当初は互換性があまり高くないとされていました。

 2003年移行は、携帯電話でもOTA(Over The Air)と呼ばれる、携帯ネットワークを使ってファームウエアなどをアップデートする方式が広がり、小さなデバイスでもパソコン経由でアップデートできる製品が増えてきました。

 また、無線技術が一般的となり、Bluetoothを代替しようという動きもありました。実際には、さまざまな仕様が提案されては消えていきましたが、Bluetooth側も転送速度を向上させるなどの対抗策を採る必要がありました。

 Bluetooth 4.0では、LEによって低消費電力の無線通信技術というポジションがはっきりしました。また、従来のプロファイルによるBluetoothの機能定義から、汎用のプロトコルのみを定義してさまざまな用途に対応するようになります。

 そして2016年末にはBluetooth 5.0が発表されました。LEのデータ転送速度を向上させ、到達距離を伸ばし、Bluetooth 5.0デバイス同士がネットワークを作る「メッシュネットワーク」などの機能を盛り込みました。

 Bluetooth 5.0対応のスマートフォンはすでにいくつか出荷されていて、2018年には多くのスマートフォンやPCがBluetooth 5.0に対応することになると思われます。ただ、メッシュネットワーク対応機器はまずは産業用が登場し、一般向けの機器が登場するまでには時間がかかりそうです。

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