Windows 10のCreators Updateで、標準付属のOneNoteでも録音ができるようになりました。録音しながらOneNoteで書いたメモをクリックすると、その時点の音声が再生されるので、聞き返すときに便利です。
パソコンを使った録音や録画は、ICレコーダーやスマホを使う場合とは違ってデータ転送をせずにすみますし、大きなファイルを扱う面倒さもありません。また、加工や、OneDriveなどのオンラインストレージへのアップロードも簡単です。
今回は、パソコンを使って会議の様子などを録音する方法を紹介します。「そんなの簡単」と思っていらっしゃるかもしれませんが、実際には雑音が入ってしまったり、音声が聞きづらくなってしまったりしがちです。
PCでちゃんと録音するのにはいろいろと準備が必要です。そこでまずは、外部マイクなどの機材について解説し、Windowsやソフトウエアの設定については次回解説します。
外付けのマイクを使う
PCにはマイクが標準搭載されている場合が多いと思いますが、これはSkypeのようなオンライン通話を想定したものです。内蔵マイクを使うと、キーの打鍵音やペンの接触音まで録音されてしまって、聞きにくい録音データになってしまいます。そこで会議などを録音するときには、必ず外部マイクを接続します。
数年前までPCにも、外部マイク接続端子を搭載する機種がありましたが、最近はヘッドホン端子がヘッドセット兼用となり、単独のマイク接続端子を備えたPCはほとんど見かけません。機種によってはヘッドホン端子しかなく、外部マイクを接続できない機種も存在します。
ヘッドセット兼用のヘッドホン端子に外部マイクを接続するには、専用の変換アダプタを利用します。いろいろな種類がありますが、ケーブルがなく、ヘッドセット端子(4極のミニプラグ)と接続コネクターが一体になっているものが扱いやすいでしょう。筆者は、サンワサプライの「4極用ヘッドセットアダプター「MM-AD23」を使っています。