連休も終わり、そろそろ夏休みの計画が気になる頃です。少し円高になってきたこともあり、海外旅行を考える人も少なくないでしょう。海外でもスマートフォンを使うと国内同様に便利なのですが、気になるのが通信料金。最近では海外で利用できるデータ接続サービスも認知されつつあり、かつてのように請求書に10万円単位の額があってビックリ、という話もあまり聞かなくなりました。
海外でのデータ通信にはいくつか方法があり、それぞれ一長一短という感じです。ここでは、それらについてまとめてみます。
結論からいうと手軽でコストが安いのは、事前に訪問国のプリペイドSIMを入手する方法です。最近では、インターネットによる通販が当たり前になり、さまざまな業者がSIMを扱っています。現地でSIMを入手するのはちょっと大変ですが、同じようなものを国内で事前に入手しておけば、コストは現地調達とあまり変わりません。
海外でデータ通信(インターネットアクセス)をするには、大きく5つの方法があります。
方法 | 手続き、準備など | コスト |
---|---|---|
現在契約のローミング | ◎ ほとんどなにもしなくていい | 最も高くなる可能性大 |
事業者の海外通信サービス | ○ 手続きやアプリのインストール | 少し安くなる可能性あり |
レンタルモバイルルーター/SIM | ○ 事前申し込みと機材の受け渡し | ローミングよりも安く一定額 |
事前購入プリペイドSIM | △ 事前購入、日本語サポート | かなり安くなる可能性 |
現地購入プリペイドSIM | × 割と大変あり | 最も安くなる可能性大 |
最も簡単なのは、自分が契約している携帯電話事業者の海外ローミングサービスを使うことです。ただし格安SIMつまりMVNOの場合、データ通信の海外ローミングサービスを提供しているところはなく、原則、au(KDDI)、NTTドコモ、ソフトバンクの3事業者の契約でしか、データ通信のローミングはできません。
それ以外の方法としては、レンタルのモバイルルーターやレンタルSIMがあります。海外で利用可能なモバイルルーターやSIMカードを期間限定でレンタルする方法です。トータルではローミングよりも安価になりますが、受け渡しの手間などがあります。
また最後の2つは、現地で発行されているデータ通信対応SIMを使う方法です。事前に手続きをして国内で入手するか、現地で調達するか、です。