みなさん、モバイルしていますか? 各通信会社やメーカーによるスマートフォンの冬春モデルの発表も一段落して、新機種の購入をいろいろ検討されている時期かと思われます。中でも、Windows 10 Mobileを搭載したWindows 10スマホについて、6メーカーが開発しているとの発表がありました。今後、スマートフォン動向の台風の目になりそうですね。個人的にとても楽しみです。

 さて、スマートフォンの新機種への購入や機種変更が落ち着いたときに、次に興味が出るのが、周辺機器です。ケース、ケーブル、モバイルバッテリー、Bluetoothキーボードなど、スマートフォンを便利に活用できる周辺機器がたくさんリリースされています。数多くの周辺機器から選択するのも楽しい作業ではありますが、今回はちょっと珍しい、そして今後、増えてきそうなサービスを紹介したいと思います。スマートフォン周辺機器を3Dプリンターで自作する、というサービスです。

 3Dプリンターは、ご存知のように、自分の好きなデザインで成形ができるプリンターです。利用シーンによっては強度に不安のある場面もありますが、スマートフォンのような周辺機器を作成するには、大きさや強度が丁度良い感じです。

 この3Dプリンターで利用できるスマートフォン用周辺機器のデータを公開しているサービスがあります。「MATENRO-HK」(http://kaimonotai.isl.hk/)です。ここで公開されているデータでユニークな商品がありましたので、紹介します。 「iPhone型SIMカードケース・MATENROオーガナイザー」です。

 このケースは、SIMカード、SDメモリーカード、マイクロUSB-Lightning アダプター(アップル製)、SIMトレイピンなどを収納できるケースです。特徴は、iPhone 5、iPhone 6、iPhone 6 Plusの大きさが用意されているので、iPhoneケースに収納できることです。蓋付きのiPhoneケースに付けることで、使いやすいアイテムとなります。

 今回、3Dプリンターで作成したサンプルをお借りしましたので、ご紹介します(写真1~4)。

写真1●3Dプリンターで作成した「iPhone型SIMカードケース・MATENROオーガナイザー」のiPhone 6 Plusサイズ
写真1●3Dプリンターで作成した「iPhone型SIMカードケース・MATENROオーガナイザー」のiPhone 6 Plusサイズ
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