日本のモバイル市場は、特殊な展開をしており、まず、AndroidよりもiOSのシェアが圧倒的に高くなっています。これは世界市場とは逆の傾向です。ガラケー文化の育った日本においては、AndroidよりもiPhoneが合っているのかもしれません。
さらに、特殊な展開として、Windows 10 Mobileの存在があります。世界市場では、NOKIAからマイクロソフトに移行したLumiaブランドのスマートフォンの失敗が響き、シェアをどんどん落としています。日本では、このLumiaすら発売されない状況となっていました。しかし、昨年末から、突如、Windows 10 Mobileスマートフォンのリリースラッシュが始まりました。日本以外では、全く新機種がリリースされない中、日本では毎月のように、新機種がリリースされています。
その理由として、Windows 10の登場と、法人市場の開拓があります。法人においても、PCからモバイルへの比重がどんどん大きくなるなか、社内パソコンのOSはWindowsが多く、少ないリソースで移行や共有が可能なWindows 10 Mobileに注目が集まっています。そんな法人市場に向けて、Windows 10 Mobileの新機種が多く投入されています。当初は、廉価版の機種が多かったのですが、徐々に、ミドルレンジ、ハイエンドといった機種も発表されてきました。
その中でも注目の機種が発売になりました。マウスコンピューターの「MADOSMA Q601」です。MADOSMAは、Q501という機種を早くからリリースして、法人だけなく、個人ユーザーからも注目されています。MADOSMAシリーズで、6インチディスプレイを内蔵し、パソコン用のディスプレイに出力する機能である「Continuum」を搭載した製品がMADOSMA Q601です。