みなさん、モバイルしていますか?

 NTTドコモとauから注目のスマートフォン新製品が発売されました。サムスン電子のGalaxy S8とGalaxy S8+です。ハイエンド機種であるため性能の高さも気になりますが、最大の見どころはほぼ全面ディスプレイのデザインでしょう。今回は、ドコモ版のGalaxy S8+(SC-03J)を借りましたので紹介します。

NTTドコモのGalaxy S8+(SC-03J)
NTTドコモのGalaxy S8+(SC-03J)
(撮影:伊藤 浩一、以下同じ)
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 Galaxy S8とS8+に搭載されているディスプレイは、「Infinity Display」というネーミングで、フロントパネルのほぼ全面がディスプレイになっています。これまでにもベゼルレスのスマートフォンはありましたが、そのレベルを大きく超えています。Galaxyシリーズの前モデルであるGalaxy S7 edgeでは、ディスプレイは左右両端がベゼルレスの「デュアルエッジスクリーン」でした。Infinity Displayは、それに加えて、上下のベゼルスペースも最小限になっています。

 Galaxy S8は約5.8インチ、S8+は約6.2インチと大型のディスプレイになっていますが、縦長の18.5:9という比率のため、スリムなデザインになっています。Galaxy S8をGalaxy S7 edgeと比較すると、ディスプレイサイズが約5.5インチから大きくなっているにも係らず、横幅が72.6mmから68.1mmへと4.5mm細くなっています。大きなディスプレイを搭載しているGalaxy S8+は、Galaxy S7 edgeと比較すると、横幅は0.8mm増とあまり変わりません。

 ほかのメーカーの機種と比較してみました。ディスプレイサイズが約5.5インチのau版iPhone 6 Plus(2014年発売、縦158.1 mm、幅77.8mm)と約6.2インチのGalaxy S8+(縦159.5mm、幅73.4mm)を比較すると、上下のサイズはGalaxy S8+が1.4mm長い程度、横幅はGalaxy S8+の方が4.4mmスリムになっています。

Galaxy S8+(左、約6.2インチ)とiPhone 6 Plus(右、5.5インチ)
Galaxy S8+(左、約6.2インチ)とiPhone 6 Plus(右、5.5インチ)
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