みなさん、モバイルしていますか?

 スマートフォンを複数台お使いではありませんか?電話番号を複数利用したい、仕事とプライベートと分けたい、など理由はさまざまだと思います。こうした複数台利用で悩むのが、2台目の端末のスペックです。

 機種変更で余った端末を流用するならば、特に問題はありませんが、新規購入の場合は選択が難しくなります。メイン端末ほどコストをかけたくないのは、当然だと思います。しかしあまりにロースペックだと使わなくなる可能性があり、複数台運用のメリットが薄れてしまいます。バランス良く端末を選択するのは、意外と難しいのです。

 筆者も常に複数台のスマートフォンを併用しており、サブ端末のスペックには常に悩んでいます。メイン端末での作業のうち主要な部分はこなしたい、そんな贅沢な要望があるからです。そうなると、ハイエンド端末をメインで利用している場合、必然的にサブ端末はミドルレンジ程度のスペックが必要となり、端末の価格が高めになります。

 そんな2台目スマートフォンの選択に悩んでいる方にお勧めの機種をご紹介します。コヴィア製の「FLEAZ Que」です。直販価格は税別1万3800円。NTTレゾナントのオンラインストアであるgooSIMsellerでは、NTTコミュニケーションズのSIM「OCNモバイルONE」とセットで、税別9800円で販売しています(2017年5月現在)。かなり安いですね。

FLEAZ Queの本体外観
FLEAZ Queの本体外観
(撮影:伊藤 浩一、以下同じ)
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 約1万円からという価格を見て、「ロースペックなのだろう。実用性はどうだろうか?」という疑問を持たれたかもしれません。スペックは、Android 6.0を搭載(Android 7.0アップデート保証)、4.5インチディスプレイ、CPUはMT6735A(1.3GHzクアッドコア)、メモリーRAM2GB、ROM16GB、SDカード128GBまで対応というものです。ひと昔前のミドルレンジ端末の性能でしょうか。背面のカメラは500万画素です。最近のミドルレンジ端末に比べると、価格なりの低いスペックになっています。

RAMは2GB搭載しているので、日常ユースでは問題ありません
RAMは2GB搭載しているので、日常ユースでは問題ありません
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 その一方でFLEAZ Queは、1万円前後で買える端末ではあまり見られない機能を搭載しています。