みなさん、モバイルしていますか? モバイルユーザーとして、この時期に楽しみなニュースがあります。各通信会社による新モデルの発表です。1月~3月に行われた海外の発表会を受けて、国内に続々と新端末が投入される時期となります。通信会社の中でも、NTTドコモ(以下、ドコモ)は、季節ごとに大量の新端末をリリースするので、発表会が楽しみでした。

 しかし、2016年5月11日に行われたドコモの発表会は、今までの発表会とは違ったものでした。2016年夏モデルとして発表されたスマートフォンは、わずか5機種。「Xperia X Performance SO-04H」「Galaxy S7 edge SC-02H」「AQUOS ZETA SH-04H」「arrows SV F-03H」「Disney Mobile on docomo DM-02H」です。発表会においても、各機種のデモンストレーションをステージ上で行うこともなく、簡単な紹介で終わってしまいました。

ドコモの2016年夏モデル。発表数としては少数。
ドコモの2016年夏モデル。発表数としては少数。
撮影:伊藤浩一
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 今回の発表会のメインは、新サービスでした。続々と発表される新サービス。サービスの紹介だけで、約1時間の時間を費やす力の入れようでした。スマートフォンやタブレットで、便利な生活を提供することに注力する、という意思が感じられました。

 端末関連の技術では、4G LTEによる速度アップ、VoLTEによる音質向上、端末を振るだけで通話ができるUIの改善などありましたが、スマートフォンごとの各端末の特徴といった部分は、ほとんど触れらないという、個人的には寂しい発表会でした。