みなさん、モバイルしていますか?

 スマートフォンは世界中で、様々な端末がリリースされています。日本市場では日本・中国・韓国・台湾などアジアのメーカーの端末が大半ですが、ヨーロッパ発の端末もあります。今回ご紹介するのは、フランスのメーカー「Wiko」です。

 Wikoってご存知でしょうか。スマートフォンを日常的に利用している筆者でも知らないメーカーでした。Wikoはフランスで人気のメーカーで、フランス国内のシェアは2位です(1位は韓国のサムスン)。2011年にマルセイユで設立され、累計販売台数は1000万台を突破しています。とてもポップなデザインの端末をリリースしています。

 日本へは事業を展開する34カ国目として、2017年に参入しました。日本法人のWiko Japanを設立し、第1弾として発売したのは「Tommy」というカジュアルな端末です。

Wikoが海外でリリースしている端末の例
Wikoが海外でリリースしている端末の例
(出所:Wiko)
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Tommyの海外版の広告の例
Tommyの海外版の広告の例
(出所:Wiko)
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 Tommyの実勢価格は約1万5000円(税別)です。スペックは、5インチディスプレイ(1280×720)、CPUはクアッドコア1.3GHz(Snapdragon210)、内蔵RAM2GB、内蔵ROM16GB。メインカメラは800万画素、OSはAndroid 6.0です。SIMカードを2枚挿せるデュアルSIM仕様ですが、同時待ち受けができるDSDSには対応していません。それから、個人的にはジャイロスコープ搭載に注目しました。

パッケージと本体。パッケージのデザインがポップです
パッケージと本体。パッケージのデザインがポップです
(撮影:伊藤 浩一、以下同じ)
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パッケージを開けたところ。ヘッドホンとSIMアダプターが同梱されています
パッケージを開けたところ。ヘッドホンとSIMアダプターが同梱されています
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