みなさん、モバイルしていますか?
スマートフォンやタブレットの利用頻度が増える中で、モバイルユーザーの悩みの種は、月々の通信容量ではないでしょうか。大手携帯電話会社やMVNOの月額プランでは、最近まで高速通信ができる通信容量の上限は7GB~10GBでした。上限を超えると低速に移行します。低速でも利用できますが快適とは言えません。
とはいえ、7GB~10GBでは足りないユーザーもいます。こうしたニーズに対応するため、携帯電話会社やMVNOは2016年から、通信容量が20GB以上のプランを開始しています。こういた大容量のプランを選択すれば、通信容量不足に悩むことはないとは思いますが、そのぶん料金が割高になります。
そんななか「nuroモバイル」を提供するソニーネットワークコミュニケーションズは、ヘビーユーザー向けに、新しい料金プランをリリースしました。それが「時間プラン」です。
動画視聴など大容量通信をするユーザーに向く
nuroモバイルの時間プランは、従来通信量で制限されていたものを時間制御にした新しいスタイルの料金プランです。1日5時間は、速度制限なし、通信容量無制限で利用できます。5時間を超えると、通信速度が200kbpsに制限されます。そして翌日の0時になると、また5時間まで高速、容量無制限で利用可能になります。
通信容量が既定されたプランだと、動画などリッチなコンテンツ利用するユーザーは、すぐ容量の上限に達してしまいます。一方、このような時間制限のSIMカードでは、動画コンテンツの通信量を気にする必要がなく、利用できます。
高速通信にすべきタイミングで自動切り替え
今回は、「時間プラン」対応のSIMをお借りして試用しましたので、紹介します。
「高速通信ができるのは連続5時間?それとも合計5時間?」「高速通信と(速度が制限された)低速通信は自分で切り替えられるのか?」といった疑問を持たれた人がいるかもしれません。
時間プランでは、ユーザーが高速通信と低速通信を切り替える必要はありません。通信速度は常に高速ですが、一定時間内に一定量以上の通信があると5時間付与された高速通信時間から5分を消費します。そして5分後も同様の通信があった場合のみ、さらに5分を消費するという仕組みです。こうして5時間ぶんを消費しきると低速通信に切り替わります。