「日経ITイノベーターズ Executive Summit ZERO」での木村昌平氏の講演(前編後編)の後は、イベントに参加した改革者60人が「ITイノベーターズの使命」について議論した。司会は日経BP社の戸川 尚樹が務めた(日経ITイノベーターズ Executive Summit ZEROについては特集の目次を参照)

「変革風土がある」が7割以上

 議論は、参加者が自社の社風についてどう思うかと問うアンケートから始まった。「あなたの会社・組織には変革風土がありますか?1.ある、2.どちかといえば、ある、3.どちらかといえばない、4.ない。スイッチオン!」。司会者の合図で、参加者が端末を操作。すると回答結果がスクリーンに表示される。「ある」が26%、「どちらかといえば、ある」が47%。合計7割以上が「変革風土がある」と回答した。「どちらかといえば、ない」が22%、「ない」は5%だった(図1)。

図1●企業に変革風土があるかどうかを聞いた会場アンケートの結果
図1●企業に変革風土があるかどうかを聞いた会場アンケートの結果
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 気になるのは「どちらかといえば、ない」と「ない」。司会者がその理由を尋ねると、こんな発言が出た。