2015年4月24日に発売される米Apple社の腕時計型端末「Apple Watch」を分解する。Apple Watchは、アルミニウム素材のスポーツモデル「Apple Watch Sport」、ステンレススチール素材のスタンダードモデル「Apple Watch」、ハイエンドモデル「Apple Watch Edition」の3モデルがある。このうち、日経テクノロジーオンライン分解班はスタンダードモデルの内部構造を調べた。
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分解!Apple Watch
目次
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[第5回]Apple Watchの使い勝手を高尾山で試す
「君はデジタルネイティブだし、数日間使ってみたらどうか」。大先輩のT記者からそう言われ、会社で購入した「Apple Watch」を渡された。Apple Watchには3機種があり、受け取ったのは「Apple Watch Sport」というものだ。偶然にも、翌日は高尾山に行く予定がある。そこに持って…
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[第4回]Apple Watchの中核部品をX線でスケスケに
電子機器の分解に精通したベテラン技術者のおかげで、内部の部品を固定しているネジを回すドライバーがなくても、力技でApple Watchを分解できた。中核を担うのは、「S1」と呼ぶモジュール部品である。
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[第3回]Apple Watch内部に見たこともないネジ
「何だ、このネジは?」---。ようやく本体が開き、内部が見えたApple Watch。喜んだのもつかの間、厳しい現実が待っていた。電池を外し、他の部品も外そうとしたところ、ネジで固定されており、簡単には外れない。しかも、そのネジの頭の溝は、今まで見たことがないものだった。Y字なのだが、それが非常に…
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[第2回]Apple Watchをお湯でふやかし、万力で開ける
ドボン。湯気の立ち上る熱湯の中にApple Watchは沈んでいた。ぐりぐり。Apple Watchで唯一の攻めどころとみられるディスプレーと本体の隙間にマイナスドライバーを差し込み、分離を試みる。しかし、びくともしない。
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[第1回]Apple Watchの重くて大きな箱に驚く
「大きくてかばんになかなか入らなかったよ」。そう言いながら、日経テクノロジーオンラインのK編集長は、宅配便用の梱包箱に収納されたままのApple Watchを取り出した。Apple Watchを待ちきれない日経テクノロジーオンライン分解班のために、K編集長がわざわざ宅配便の配送所まで取りに行ってく…