LEDを点滅させよう

 試しにLEDを点滅させてみましょう。Arduinoには、LEDがオンボードで搭載されており、デジタル入出力の13番端子に接続されています。13番端子をHigh、Lowにすれば、LEDを点灯・消灯できます。

 プログラムの作成は画面左にある「ブロックパレット」から、利用するブロックを中央の「スクリプトエリア」にドラッグ&ドロップして配置していきます。LEDの点滅プログラムは図7のように作成します。

図7●LEDを点滅するプログラム
図7●LEDを点滅するプログラム
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 最初に配置するのは、ブロックパレットの「制御」にある緑色の旗のアイコン(以下、旗アイコン)が書かれたブロックです。旗アイコンはS4Aの右上にあるアイコンで、これをクリックするとプログラムが開始するという意味のブロックです。

図8●Arduino上に配置されたLEDが点灯する
図8●Arduino上に配置されたLEDが点灯する
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 LEDの点灯には「動き」にある「digital・・・on」を利用します。このブロック内の数値を変更することで出力する端子を指定できます。オンボードのLEDを利用する場合は「13」を選択します。これを旗アイコンのブロックの下に近付けると、くっつきます。このとき試しに右上の旗アイコンをクリックしてみてください。LEDが点灯するはずです(図8)。13番端子の下にある「L」と記載されている小さな部品がLEDです。

 次にLEDを消灯させる「digital・・・off」をドラッグし、旗アイコンのブロックと「digital 13 on」の間に配置します。数字は13に変えてください。続いて「○秒待つ」ブロックを「digital・・・on」、「digital・・・off」のそれぞれの後に配置します。これで点滅する速度を調節できますが、ここではそれぞれ「1」秒と指定します。最後に「ずっと」ブロックをドラッグして、全体を囲むように配置してください。

 配置が完了したら画面右上の旗アイコンをクリックします。するとオンボードのLEDが1秒ごとに点滅します。