マウスコンピューターから話題の最新Windows Phone「MADOSMA」が登場した。他のメーカーもイベントにWindows Phoneを出展するなど、にわかに注目を集めている。

 というよりも、そもそもWindows Phoneは新しいデバイスではないので、「再注目」されていると言うべきだろう。こちらの記事でも書いたように、少なくとも現時点では、素人が買うべき端末ではないと確信している。Windows Phoneは、スマホの中では、あくまでも「第三の選択」である。iPhone、Androidでもない選択肢は、どう見てもメインのスマホにはなり得ない。それでも、2台目、3台目に買うデバイスとして魅力はあるのだろうか。

 考えてみれば、一昔前には5万〜10万円もする電子手帳がそれなりに売れて市場を築いていた。今から考えれば、もうオモチャのようなモノだったのだ。そう考えると、MADOSMAは、3万1000円ほどで手に入るのだから手ごろだ。

 僕も楽しそうなのであえて購入した。今回は、実際手にしてみると何が楽しいのか、またどんな点に困るのかを詳しくチェックしていきたい。

 実は、3年以上前に初代のWindows Phoneが登場したときには、購入する寸前まで検討した。だが買わなかったのは、イニシャルのコストよりもランニングコストが気になったからだ。MADOSMAなら、3万円ちょっとの本体を手に入れてWi-Fi環境で使うことが可能。もちろん、格安SIMを入れれば外出先で楽しむこともできるわけだ。このコストなら、趣味のデジタルツールとしても十分に手が出る。

他のスマホとは、ひと味違う「MADOSMA」は、楽しく使いたい第三の選択だ。(撮影:戸田 覚、以下同)
他のスマホとは、ひと味違う「MADOSMA」は、楽しく使いたい第三の選択だ。(撮影:戸田 覚、以下同)
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