iPhone 6sシリーズが発売されて1カ月が過ぎた。日本ではスマホと言えばiPhone、というほどのシェアを占めている人気ブランドなので、すでに機種変更したり購入した人もいるだろう。

 今回はiPhone 6s Plusが、どこまで仕事に使えるかについて考えていきたい。とはいえ、「メールやスケジュールに役立つ」「出先でウェブが見られる」だけでは当たり前すぎる。そこで僕自身が利用している、もう一歩踏み込んだ使い方を紹介しよう。

 僕が利用しているのは、iPhone 6s Plusだ。仕事に使うことを考えると、サイズが小さな6sよりも6s Plusをお薦めする。ポケットには収めづらいが、画面の大きさは代えがたいメリットがある。また、老眼が入ってきたご同輩には特にお薦めだ。

 普段からパソコンやタブレットを持ち歩いていることが多いので、iPhoneをメインで仕事に使うことはない。移動中に立ち寄ったカフェなどでちょっと情報を見たり、書類を確認するときに取り出す。あるいは休みの日、パソコンやタブレットを持ち歩いていない場面で急きょ連絡が入ったりしたときにも役に立つ。

 iPhone 6s Plusが多くのタブレットやパソコンと違うのは、ポケットやカバンから簡単に取り出せて、すぐにインターネット接続できることだ。素早く情報を見たいときには最良のデバイスである。

 個人的に最も利用頻度が高いのが、Evernoteの閲覧だ。ノートの入力は、ほとんどパソコンで行っているのだが、閲覧だけならiPhone 6s Plusで十分に事足りる。文字が小さいノートはピンチ操作で拡大すればいい。

 初めての客先に訪問する際には、地図や担当者、内線番号などをEvernoteに貼り付けておく。また、ちょっとした学習やアイデアを記録したノートも、スキャンしてEvernoteに貼り付けておけばいつでも見られるので便利だ。

紙のノートを撮影してEvernoteに保存すればいつでも見返せる
紙のノートを撮影してEvernoteに保存すればいつでも見返せる
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