日本マイクロソフトが2015年10月22日に開催した発表会では、Surfaceシリーズの最新モデル「Surface Pro 4」を11月12日に発売することが明らかになった(関連記事:日本MSが国内向けに「Surface Pro 4」を発表、Surface Bookは2016年初頭に)(写真1)。
ところが、この日本版Surface Pro 4の価格について、「値上がりした」「高い」といった指摘がSNS上などで相次いでいる。一般向けモデルは最小構成で12万円を超えており、ほぼ必須ともいえるタイプカバーは別売りだ。しかもこれは省電力性を優先したCore m3プロセッサーモデルの話であり、標準的なCore i5プロセッサーと256Gバイト SSDのモデルは約18万円(いずれも税別)に設定されている(写真2)。
なぜ日本版Surface Pro 4はこれほどまでに値上がりしたのか、それとも米国版と比べて妥当な価格といえるのか。製品構成や為替レートを踏まえて検証したい。
Office搭載が基本となる日本版Surface
日本版よりも先に発表された、米国版Surface Pro 4の価格はどうだろうか。実は米国では、Surface Pro 4の価格は本体やアクセサリーを含め、Surface Pro 3から大きく変化していない(写真3)。