■Windows

copy [/オプション] コピー元 [コピー先]

主なオプション
/y ファイルを上書きするときに確認せずコピー

■Mac

cp [-オプション] コピー元 コピー先

主なオプション
-i ファイルを上書きするときに確認
-f ファイルを上書きするときに確認せずコピー

 ファイルをコピーするコマンドは、Windowsはcopy、Mac はcpです。使い方はほぼ同じです。コピー元にはパス付きでファイル名を指定します。パスを省略した場合には、カレントディレクトリのファイルを指定したことになります。コピー先にはディレクトリもしくはパス付きのファイル名を指定します。ディレクトリを指定した場合にはそのディレクトリの中にファイルがコピーされます。パス付きでファイル名を指定した場合には、その名前のファイルとしてパスの場所にコピーされます。Windowsのcopyではコピー先を省略するとカレントディレクトリにコピーされますが、Macのcpではコピー先は省略できません。

 WindowsとMacの挙動の違いで注意が必要なのは、コピー先に同名のファイルがあった場合です。Windowsではファイルを上書きするかどうかを尋ねられます。/yオプションを付けると確認なしで強制的にコピーされます。一方Macのcpでは、同名のファイルがあった場合には何もしません。上書きするかどうか確認したい場合は-iオプション、強制的にコピーする場合は-fオプションを付けます。

実行例

■Windows
copy ¥test1¥a.txt ¥test2¥a.txt(test2にすでにa.txtが存在) ―― ファイルを上書きコピー

■Mac
cp -i ~/test1/a.txt ~/test2/(test2にすでにa.txtが存在) ―― ファイルを上書きコピー