米Googleの社内スタートアップが開発・提供している無料スマートフォン(スマホ)ゲームの「Ingress(イングレス)」(写真1)。ITproの読者の皆さんなら、そろそろ気になっている人も多いはずです。この記事ではIngressをこれから始める人のために、ゲームが一番面白いと言われている「レベル5~9」にスムーズに移行出来るように、レベル5に最速で到達するためのノウハウを紹介したいと思います。

写真1●Ingressのゲーム画面
写真1●Ingressのゲーム画面
スマホの位置情報情報を使用し、現実の地図上にマッピングした拠点(ポータル)を、実際に移動して奪い合いながら陣取りする
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 Ingressをものすごくシンプルに説明するとスマホの位置情報を活用した陣取りゲームです。プレイヤーは緑(Enlightened=エンライテンド)か青(Resistance=レジスタンス)、どちらかの陣営の「エージェント」となり、現実の場所に設定されたランドマーク(Ingressでは「ポータル」と呼びます)を奪い合い、お互いの陣地を広げるのを競います。

 このサービスはスマホのゲームなのですが、ポータルを奪ったり陣地を広げたりするには実際にその場所に出向く必要があります。ポータルは世界中に設定されています。つまり、自分が生活する街、遊びに出掛ける繁華街、旅行で訪れる観光地などなど、世界の全てがゲームフィールドになっているのです。戦況はリアルタイムで更新され、スマホアプリ内に反映されます。スマホを開くといつもの世界が全く違って見える(写真2)。AR(Augmented Reality=拡張現実)ゲームとも言われるゆえんです(関連記事:移動しないと楽しめないゲーム「Ingress」、人気の秘訣とビジネスの可能性)。

写真2●いつもの世界が全く違って見える
写真2●いつもの世界が全く違って見える
日経BP社の前に立つなんの変哲もないモニュメント(左)も、Ingressの画面で見ると重要なポータルであると分かる
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