スマートフォンやタブレット、小型・軽量のノートPCが一般的になって、以前に比べて出張や旅行に持ち出す機会がずっと増えていることだろう。筆者は、2015年になってから取材や旅行で米国、西欧、北欧、バルト三国などを訪問している(写真1)。

 そこで本記事では、筆者のこれまでの海外出張経験から、本当に役に立ってきたモバイルグッズを紹介していく。

写真1●出張先での仕事環境(CeBIT 2015が開催されたハノーバー・メッセにて)
写真1●出張先での仕事環境(CeBIT 2015が開催されたハノーバー・メッセにて)
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モバイル用の電源タップは小型軽量に注目

 最初に紹介するのは、旅先でのデバイス活用に当たって最も重要な、電源供給のための電源タップだ。ホテルのコンセントが足りなかったり、遠かったりした場合に備えて、ほとんどの人が出張に持っていくはずだ。

 ただし、電源タップの多くはオフィスや家庭での利用を前提にしており、小型化や軽量化が進んでいないものが多い。その中でも軽量コンパクトという点で、筆者は「電源タップ モバイル向け 3個口 T-M310」(エレコム、実勢価格300円前後)を利用している(写真2)。

写真2●コンパクトな3個口の電源タップ「T-M310」
写真2●コンパクトな3個口の電源タップ「T-M310」
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 カフェやコワーキングスペースなどで使っているユーザーを見かけることもある、定番の製品だ。3個口のうち一つは背面にあるため、大型のACアダプターを使うときも干渉が起こりにくい。ケーブル長は30センチメートルと1メートルの二つのタイプがある。筆者はコンセントが遠い場合に備えて1メートルのモデルを利用している。それでも重量は149gと軽い。

 より多くのコンセントを求める人には、「極小コーナータップ 4個口 STCS154WH」(ヤザワ、実勢価格400円前後)をお薦めする。同種のタップは多数存在するが、この製品は特に小型軽量で、重量はわずか29gだ(写真3)。

写真3●小型軽量の4個口タップ「STCS154WH」
写真3●小型軽量の4個口タップ「STCS154WH」
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