GPSではカバーできない屋内で使える、高精度測位技術が続々登場している。それらの技術を生かした新しいビジネスも生まれつつある。技術の概要と、今後の見通しを紹介する。
連載
新ビジネスを生む、屋内高精度測位の最前線
目次
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[4]自律航法・気圧・地磁気……“超GPS”の測位技術続々
屋内高精度測位の要素技術の中で、重要なものに「地磁気測位」がある。多くのスマートフォンに標準内蔵されている電子コンパスを使えば、外部機器を設置せずに利用できる。海外では実績のある技術だが、東京駅周辺での実証実験では意外な地磁気のゆがみが悪影響を及ぼすことが分かった。
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[3]老舗の意地! 外部機器・ネット不要で屋内版「いつもNAVI」実現
ゼンリンデータコムとNTTドコモは2015年4月13日、両社が開発・運営するスマートフォン向けナビゲーションサービス「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」の機能を大幅に拡充した。GPSによる位置特定が困難な地下街や駅構内など、全国約320カ所の屋内ナビに対応したのがポイントだ。
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[2]iBeacon・音波・画像解析を結集! 位置認識をシステム提案に生かす
インテックは2015年2月から、位置情報プラットフォーム「i-LOP(アイロップ)」の本格提供を開始し、屋内高精度測位技術を生かしたシステム提案に乗り出した。2011年から「音波ビーコン」を中心として続けてきた研究開発の成果が実を結びつつある。
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[1]東京駅周辺で15社が高精度測位を競う! 2020年見越し競争過熱
「地下街の食品店に設置されたネズミよけのスピーカーが、音波ビーコンの受信を妨害した」 「地下街の一部になぜか磁場がひずむ場所があり、地磁気測位の精度が落ちた」。国土交通省主催の「高精度測位」に関する実証実験報告会ではこのように活発な意見交換がなされた。
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