来店客が記帳台で必要書類を記入し、窓口の行員がそれを基に営業店端末で処理をする。銀行支店での一般的な光景だ。しかし、こうした支店と一線を画す店舗が、千葉県津田沼にある。単独の地方銀行として業界第2位につける千葉銀行の「ちばぎんひまわりラウンジ津田沼」だ。

 ひまわりラウンジ津田沼の来店客は、タッチパネル式の電子記帳台で口座開設や各種変更手続きに必要な情報を入力。入力が完了すると、印刷された伝票を持って窓口に向かう。

 窓口の行員は来店客から伝票を受け取り、画像イメージをスキャナーで取り込む。それだけで営業店端末に必要な情報を読み込み、処理に回すことが可能だ。

 店舗内には、セルフ収納機も据え付けた。来店客自身が税金収納手続きなどができる。

 ひまわりラウンジ津田沼では、電子記帳台やセルフ収納機、ATMといった機器をフル活用する。口座開設や入出金、公金収納といった単純な手続き業務に関する行員の負荷を軽減し、相談業務などに集中させるのが狙いだ。同店舗での行員は、常時4~5人程度と少人数に抑えている。