地方銀行がシステム投資で攻めに転じ始めた。2000年代初頭に始まったシステム共同化の動きが一巡し、リテール分野や法人営業での売り上げ拡大を目的としたシステム投資に各行がシフトしている。

 基幹系にとどまらず範囲を広げた次世代の共同化も進む。背景にあるのは、厳しさを増す地銀の経営環境だ。生き残りをかけ新たな挑戦が始まった。