iPhoneは、日本国内ではとても人気のあるスマホです。MM総研の調べによると、2014年に日本国内で販売されたスマートフォンの約6割がiPhoneとのことです。

 でも、ちょっと待ってください。あなたはiPhoneやiPadをどのくらい仕事に活用されていますか。うまく活用して、今風に言うところの「モバイルファースト」な仕事の進め方を実現されているのでしょうか。

 仕事でiPhoneを使っている端末は、どのように手に入れたのでしょうか。会社からスマホが配布されておらず、個人のiPhoneを仕事に使っていますか。あるいは会社で支給されたスマホはガチガチに利用を制限されていて、単なる電話機として使用している状況でしょうか。

図1●iOSコンソーシアムの会合の様子
図1●iOSコンソーシアムの会合の様子
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 日本でiPhoneが発売されて4年、iPadが発売されて2年を迎えた2012年に、「ビジネスにiOSデバイスを」をテーマとして一般社団法人iOSコンソーシアム(以下、iOSコンソーシアム)が立ち上がりました(図1)。

 筆者は発起人として参画し、発足以来、理事とワーキンググループリーダーを務めています。iOSコンソーシアムの活動目的については同団体のWebサイトから引用します。

      iOSコンソーシアムは「ビジネスの世界にiOSデバイスを」を合言葉に、iOSデバイスの持つその画期的UIをエンタープライズ市場でより活性化させることを目的に活動しています。iOSデバイスを使ったサービス・ソリューションの創出、さらには開発企業とユーザー企業の連携の強化、そしてベンダー間の協業体制の確立を支援しております。