連載の第5回で作成した「jtalk.sh」は、コマンドとしてターミナルから実行することができました。GPIOピンのON/OFFのコントロールもコマンドから直接実行できるようにしておくと便利です。なぜなら、Juliusが音声で命令を受け取ったら、Pythonプログラムの中からこれらのコマンドを呼び出すことで、モーターの動きをコントロールできるからです。まさにこの目的で使える「WiringPi」というソフトウエアがあるので、これを利用したいと思います。
WiringPiのインストール
次のようにコマンドを実行して、WiringPiをインストールしてください。
$ cd ~
$ sudo apt-get install git-core
$ git clone git://git.drogon.net/wiringPi
$ cd wiringPi/
$ ./build
最後に次のコマンドを実行してエラーなくバージョン番号が表示されればインストール成功です(図15)。
$ gpio -v