前回組み立てたロボットの足に続き、目と口を作りましょう。目はWebカメラで作ります(図1)。

図1●ロボットの目を作る
図1●ロボットの目を作る
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図2●利用するWebカメラ「Logicool HD Webcam C270m」
図2●利用するWebカメラ「Logicool HD Webcam C270m」
実勢価格は約2000円。
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図3●ラズベイリーパイ専用のカメラモジュール
図3●ラズベイリーパイ専用のカメラモジュール
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 Webカメラは「Logicool HD Webcam C270m」を使います(図2)。連載の最後で「耳」を作るとき、このWebカメラに付いているマイクを使えるので一石二鳥です。ほかのWebカメラでもラズベリーパイで利用できるものは多数ありますが、購入前に、それが本当に使えるかどうかをほかの書籍やインターネットで確認することをお勧めします。

 ラズベリーパイ専用のカメラモジュール(図3)はコンパクトでよいのですが、少しばかり値段が高い(3500円~4000円)ため、ここでは利用しません。

Webカメラの画像をブラウザーで見られるようにしよう

 Webカメラから送られてくる映像をブラウザー経由で見られるようにしましょう。「ImageMagick」と「MJPG-streamer」というソフトウエアを使います。

 ラズベリーパイで直接LXTerminalを起動するか、PCのターミナルからラズベリーパイにssh接続して下記のコマンド実行してください(WindowsならTera Termなどを利用、Macなら「ssh pi@rasrobo.local」で接続。パスワードはデフォルトのままなら「raspberry」)。

$ sudo apt-get update 
$ sudo apt-get install subversion libjpeg-dev imagemagick 
$ svn co http://svn.code.sf.net/p/mjpg-streamer/code/mjpg-streamer mjpg-streamer 
$ cd mjpg-streamer 
$ make 
$ sudo make install 

途中で「続行しますか [Y/n]?」というメッセージが表示されたら、「Y」を打ち込んで[Enter]キーを押してインストールを続行します。