ロボットの足の作り方はいろいろありますが、今回はキャタピラー*1で作ります(図1)。

*1 キャタピラーは米Caterpillar社のブランドですが、キットの説明文を基に、本連載は走行ベルトのことをキャタピラーと呼びます。
図1●ロボットをキャタピラーで動かす
図1●ロボットをキャタピラーで動かす
[画像のクリックで拡大表示]

 ロボットを初めて作る人にとって、ロボットの身体の工作はビッグチャレンジです。ですから、この部分をできるだけ簡単に作れるように、タミヤから発売されている「楽しい工作シリーズ」の4点を使います。

(1)「TRACK & WHEEL SET」(No.100)
 キャタピラー、車輪、車軸のセット(図2)。
(2)「ユニバーサルプレート」(No.157)
 車体を車軸や車輪に固定するための底板と固定部品(図3)。
(3)「ダブルギヤボックス」(No.168)
 二つの車輪を独立して動かせるダブルギヤボックス。モーター2個付き(図4)。
(4)「ユニバーサル金具4本セット」(No.164)

図2●楽しい工作シリーズ No.100 トラック&ホイールセット(70100)
図2●楽しい工作シリーズ No.100 トラック&ホイールセット(70100)
[画像のクリックで拡大表示]
図3●楽しい工作シリーズ No.157 ユニバーサルプレート(2枚セット)(70157)
図3●楽しい工作シリーズ No.157 ユニバーサルプレート(2枚セット)(70157)
[画像のクリックで拡大表示]
図4●楽しい工作シリーズ No.168 ダブルギヤボックス(左右独立4速タイプ)(70168)
図4●楽しい工作シリーズ No.168 ダブルギヤボックス(左右独立4速タイプ)(70168)
[画像のクリックで拡大表示]

 これらの商品はAmazon.co.jpなどのネット販売を通して購入できます。ギヤボックスは小学3年生でも作れますが、組み立てそのものは非常に細やかな作業になります。工作に不慣れな子にはかなり手ごわいかもしれないので、お子さんに作らせる場合は必要に応じて手伝ってあげてください。

 では組み立て前に、そもそもなぜギヤが必要になるのかその理由から説明しましょう。