次に、ブラウザーを使ってGPIOをコントロールできるようにしましょう。GPIOをコントロールできるということは、GPIOとつながるLEDやモーターをコントロールできるということです。つまり、ロボットをコントロールできるようになります。

 ここでは「WebIOPi」というソフトウエアを使います。これを使うと、ブラウザーから送られてくる指示を「WebIOPi」が受け取り、その指示通りにGPIOをコントロールしてくれます(図14)。

図14●WebブラウザーからGPIOを制御する「WebIOPi」の仕組み
図14●WebブラウザーからGPIOを制御する「WebIOPi」の仕組み
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 「WebIOPi」はオープンソースで開発されており、Pythonで書かれています(オープンソースとは、プログラムの中身も公開されており、ライセンスに従っていれば自由に利用したり配布したりできるソフトウエアのことです)。

STEP1:「WebIOPi」をインストールする

 早速、「WebIOPi」をインストールしましょう。ここでは、執筆時点(2015年6月20日)で最新バージョンの0.7.1をインストールします。

 ターミナルソフトのLXTerminalを起動して、以下のコマンドを実行してください(コマンドが長くて枠に収まらない部分は隠れているので、マウスでスクロールして確認してください)。

$ wget http://sourceforge.net/projects/webiopi/files/WebIOPi-0.7.1.tar.gz