新しい機能を追加するたびに、新しい部品が必要になります。最終的に、どの程度のコストがかかるのかを事前に分かっていれば助かると思います。ロボットの構成は図10のようなイメージになります。最終的にはキーボードやマウス、モニターなどの機器は外し、独立して動けるロボットにします。
ものにもよりますが、電子部品の価格はそのときどきで激しく変わるため、表1の部品リストの価格はあくまで参考としてください。ラズペリーパイは筆者はモデルB+を使いましたが、最新のRaspberry Pi 2モデルBでも同じように使えます*1。
部品 | 参考価格 |
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Raspberry PiモデルB+(またはRaspberry Pi 2モデルB) | 5000円(または5400円) |
microSDメモリーカード | 980円 |
USB WiFiアダプター | 1010円 |
モバイルバッテリー | 2394円 |
Webカメラ | 1354円 |
スピーカー | 1027円 |
ポータブルWiFiルーター | 1845円 |
ギヤボックス | 704円 |
ユニバーサル基板 | 480円 |
トラック&ホイールセット | 459円 |
ユニバーサル金具4本セット | 454円 |
ブレッドボード | 440円 |
ラズベリーパイ用ケース | 1280円 |
合計 | 1万7427円 |
ラズベリーパイ用ケースは必須ではありませんが、購入しておいた方がラズベリーパイを保護できるので安心です。このほかに、ラズベリーパイと接続するHDMIケーブルやキーボード、マウスなどが手元になければ購入する必要があります。
さらに必要な細々とした電子部品やケーブルなどのコストを含めると、だいたい1万8000円前後でロボットを製作できることになります。市販のロボット学習教材が5万~8万円で売られていることを考えると、ラズベリーパイ込みでこの価格というのはリーズナブルではないでしょうか。