同じ広告がほかのWebサイトまで追いかけてくる

 ネットのショッピングサイトで検索した商品の広告が、ほかのWebサイトを開いても表示される――。そんな経験はないだろうか。まるで、自分の興味や行動が筒抜けになっているような印象を受ける。

 インターネットでは、自分の行動を監視しているのではと思うような広告が表示されている場合が多い(図1)。例えば、特定の企業や商品の公式サイトを閲覧した後、その広告が立て続けに表示されるケース。検索サイトで入力したキーワードに関連の深い広告が表示されることもしばしばだ。広告を一度クリックすると、その後延々と表示され続けることも珍しくない。Webページによっては、このような広告が同一ページ内に複数混在する場合もある。

●最近の行動履歴に基づいた広告が表示される
●最近の行動履歴に基づいた広告が表示される
図1 Webページに表示される広告の例。そのWebページとは別のWebページでの行動履歴が反映されていることが少なくない
[画像のクリックで拡大表示]