コンテナー型仮想化基盤「Docker」への期待が高まっている。開発環境に加え、本番環境への導入も始まっている。クックパッド、ドワンゴ、ウォンテッドリーなど先進ユーザー6社の事例を基に、三つの使い道を紹介する。
連載
先進6事例に見るDockerの使い道
目次
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使い道3 本番環境の全体に利用
サーバーの集約率を高められる
コンテナーは仮想化のオーバーヘッドが小さい。負荷に応じてスケールアウトするシステムにおいて、その特性が大いに生きてくる。サーバーの集約率を高められるからだ。
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使い道2 本番環境の一部に利用
開発と本番の環境がそろう
本番環境でDockerを使うとなると、開発環境での活用に比べ慎重にならざるを得ない。何かトラブルが起こった際に、サービス提供に支障を来してしまうからだ。リスクを抑えるには、まずは再実行によってトラブルを回避できる処理などに限ってDocker上に実装するアプローチが現実的といえる。
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使い道1 開発環境で利用
ビルド・テスト環境を使い捨て
Dockerを開発環境で使う場合は、「継続的インテグレーション(CI)に組み込む」「開発に必要なソフトウエアの配布」といった活用方法がある。使い捨てが簡単にできる、必要なミドルウエアやライブラリも含めてパッケージ化できるという、コンテナーの特性が生きる利用方法といえる。
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今ハマる三つの使い道
そろそろ、コンテナー型の軽量仮想化基盤である「Docker」を使ってみるか―。こう考えるエンジニアが急増している。
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