企業には長年使い続けて問題点が浮き彫りになっているものの、何も手を打てない“塩漬けシステム”が存在する。しかし最近、そんな塩漬けシステムを蘇らせるアプローチが注目されている。それが、老朽化したシステムを近代化させるモダナイゼーションだ。取材をベースに独自に整理した九つの手法を解説する。
連載
どうする?塩漬けシステム
目次
-
モダナイゼーションの九つの手法
動機によって対策は変わる 手法の違いを理解しよう
第4回までに見てきたように、具体的な手法は九つある。だがそれぞれ目的が異なる上に、難易度もバラバラだ。 手法の特徴を正しく理解し、適切な選択がカギを握る。
-
Windows Server 2003のリホスト
与えられた期間は7カ月 クラウド移行の利点大きい
国内のWindows Serverのうち、4台に1台が「2003」といわれる。しかし同バージョンは、2015年7月15日でサポートが切れる。7カ月で確実に移行するためのプロセスを専門家が解説する。
-
モダナイゼーションの実践事例(2)
PoCや影響分析が不可欠 現状調査が大きな山場に
具体的にモダナイゼーションは、どのように実践すればよいのか。第2回に引き続き、第一線の現場の実践テクニックを取り上げる。各手法にはそれぞれ難しさがあり、現場の工夫が必要だ。
-
モダナイゼーションの実践事例(1)
PoCや影響分析が不可欠 現状調査が大きな山場に
具体的にモダナイゼーションは、どのように実践すればよいのか。第2回と第3回では、第一線の現場の実践テクニックを取り上げる。各手法にはそれぞれ難しさがあり、現場の工夫が必要だ。
-
新たなシステム構築に向かう企業
悪しき要件定義に見切り 新規開発に代わる選択肢に
塩漬けシステムを近代化したい。そんなニーズはどのIT現場にもある。だが要件定義から始める新規開発は、多大なコストと時間が掛かる。そこで鍵を握るのが、にわかに注目されてきた「モダナイゼーション」だ。
日経クロステック Special
What's New
経営
- 「クラウド時代のあるべき運用」を熱く議論
- 大企業にもキントーンの導入が進む理由
- 製造業DX「データドリブン経営成功のシナリオとは」
- NTTドコモ支援の実践型教育プログラム
- ジェイテクトエレクトロニクスのDX事例
- NTTデータに優秀なデジタル人財が集まる理由
- オリックス銀行×富士通時田社長 特別鼎談
- ERPプロジェクト≫IT人財の必須条件は
- 脱レガシー案件≫SIerに必要な人財像は
- 3段階で考える、DXで企業力を高める方法
- イノベーションの起爆剤
- 大規模プロジェクトでPMが注意すべき点は
- 大阪・名古屋エリアのDXが注目される理由
- 力点は「未来予測」へ:データ利活用の勘所
- 生成AI活用でSAP BTPの価値が進化
- ServiceNowでDXを加速≫方法は
- SAPプロジェクトの全体像をいかに描くか
- DX時代、IT人財/組織の“理想像”は?