日本政府の行政業務を担う情報システムを新しく作り直す大型プロジェクトが、相次ぎ動き始めた。

 かつて刷新に失敗した特許庁システム、制度改正まで刷新を見合わせていた年金システムが、改めてシステム再構築に挑戦する。いずれも数百億円規模のプロジェクトになる見通し。刷新で運用保守コストを引き下げると共に、国民向けサービスの質を引き上げる考えだ。

 今度こそ、政府システムの刷新は成功するのか。新プロジェクトを検証する。