中京銀行は2015年12月7日、200人以上の営業担当者に配布しているAndroidタブレット端末を、銀行オフィス内のネットワークと接続した。以前から行内で運用していた営業支援システムに、外出先からアクセスできるようにした(図1)。
顧客情報を扱う行内システムと、外出先で使えるタブレット端末を接続する試みは、金融業界では例が少ない。情報の漏洩を防ぐセキュリティと、タブレット端末の使い勝手の良さを両立させることが難しいためだ。中京銀行は、他の地方銀行による成功例や失敗例から学び、セキュリティと使い勝手を両立できる運用ルールや認証方式を確立した。