ここ数年、日本でも企業や学校にiPhoneやiPadが多数導入される事例が増えています。アップルもIBMと提携するなど、エンタープライズ関連の機能やサービスの充実を進めているためでしょう。企業でも、iPadやiPhoneなどとカスタムアプリを使って、業務の効率をアップしたい、という機運が高まっているようです。iPhoneやiPadは国内でも導入しやすく、周辺機器も充実しており、例えばBYODの観点からも、運用する環境が整っています。

 一方で、iOS用のアプリを各企業のシステムに合わせて作り込もうとすると、少々難しくなります。WindowsやAndroidなら多少は分かるがiOS用のアプリはどうやって作ればいいのか? そもそもWindows環境だけで作成できるのか? など、疑問は数多くあるでしょう。今回はこれまでアップルのデバイスに縁のなかった企業ユーザー向けに、アップルが開発した新言語Swiftを使うことを前提に、iOSアプリの開発方法について解説します。