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「みんなのラズパイコンテスト」全受賞作品

[優良賞]足音を伝え合う装置、移動式SIPサーバー、温室監視機

森重 和春=日経Linux 2015/04/13 日経Linux
出典:日経Linux 2015年4月号特別付録 pp.4-29
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 今回は「みんなのラズパイコンテスト」の三つの受賞作品を紹介します。優良賞を受賞した宮崎 裕さんと佐藤 聖さん、セラク(企業)の作品です。

[優良賞]宮崎 裕さん
足音をネットワーク経由で伝え合う
「てくてくぼうず」

図1●てくてくぼうずを設置した様子
[画像のクリックで拡大表示]

 「てくてくぼうず」は、離れたところにいる人同士が、お互いの存在を感じることのできる人形型の装置です(図1)。一方のてくてくぼうずで足音を集音して、その音声をネットワーク経由で相手側のてくてくぼうずに送信して再生する仕組みです。

 当初は足音だけでなく、すべての音を送信する実験もしたそうです。すると音を聞かれる側は相手がどこまで聞いているかを意識してしまい、聞く側はテレビ音声など興味のない音まで聞こえてしまい、双方がストレスを感じてしまったとのこと。てくてくぼうずは足音だけを伝えることができるので、相手の存在を感じながらも、プライバシーを意識し過ぎないで済むのが特徴です。

 てくてくぼうずは、白い人型のケース内に、ラズパイや集音用マイク、USB Audioインタフェース、音声再生用のスピーカー、通信用のWiFiアダプターなどを格納しています(図2)。集音したデータを音声処理ソフトで加工し相手側のてくてくぼうずに送信します。

図2●てくてくぼうずの構成
[画像のクリックで拡大表示]

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