データ分析で業務を変えたいが、どこから始めてよいのか分からない――。「ビッグデータ」が話題になる一方で、そうした声も聞こえてくる。データ分析の基本的な考え方と、最適なツールの選び方を解説する。

連載
業務を変える、データ分析ツールの選び方
目次
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[3]知見は試行の積み重ねで得る、高速に試行を繰り返せるツールを選ぶ
事業部門の担当者が、事業の構造を知るために生データを分析する。膨大なデータから何らかの傾向を見い出すためには、何度も切り口を変えて集計を繰り返す必要がある。前回紹介した「Tableau」は、そうした試行錯誤の繰り返しに適したツールの一つだ。
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[2]判断基準の一つはデータ量と加工の有無
第1回では、事業に関わる担当者が始められるデータ分析の方法として、「2次属性付け」と「クロス集計」が有用であると紹介した。2次属性とは、元のデータから傾向を見い出すための分類のこと。2次属性は、仮説に基づいて分析の担当者が自由に付けてよい。集計を繰り返して、傾向が見えないときは属性を付け替える。
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[1]データを使って一体何を分析するのかをまず考える
「もっと売上を伸ばしたい」「顧客の動向を知りたい」「次のヒットの芽がどこにあるか探りたい」――。こうしたマーケティング上のニーズに応える手段の一つが「データ分析」だ。顧客の購買履歴やWebサイトのアクセスログなどの膨大なデータを何らかの切り口で分析してまとめ直す。データ分析をすると、現状のビジネス…
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