富士通は社内外の人材を含めたハッカソンイベントを多数開催している。その狙いは受託型SEを“共創人材”へ育てることにある。本特集では、2014年8月に開催された社内ハッカソン「FUJI HACK」の内容や役員へのインタビューを基に、同社の取り組みを浮き彫りにする。
受託型SEを“共創人材”へ、ハッカソンを推進する富士通
目次
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[9]実例から見るハッカソン運営術(5)STEP4:事後フォロー
社内外で積極的にハッカソンを開催している富士通は、その運営ノウハウをまとめている。2014年に約10回のハッカソンを運営した同社の事務局が、独自にまとめた運営術を解説する。最後のSTEP4は「事後フォロー」だ。同社は事務局と参加者、参加者同士の関係を持続させ、1度きりのイベントに終わらせないように…
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[8]実例から見るハッカソン運営術(4)STEP3:当日運営
社内外で積極的にハッカソンを開催している富士通は、その運営ノウハウをまとめている。2014年に約10回のハッカソンを運営した同社の事務局が、独自にまとめた運営術を解説する。STEP3は「当日運営」である。「アイデアカメラ」「スピードストーミング」など、同社が実践している、当日の実施作業の内容を紹介…
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[7]実例から見るハッカソン運営術(3)STEP2:事前準備
社内外で積極的にハッカソンを開催している富士通は、その運営ノウハウをまとめている。2014年に約10回のハッカソンを運営した同社の事務局が、独自にまとめた運営術を解説する。STEP2は「事前準備」である。参加者の集め方から会場の選び方、成果物の取り扱いを明記した参加規約の作り方まで気を配る(本誌)…
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[6]実例から見るハッカソン運営術(2)STEP1:目的の設定
社内外で積極的にハッカソンを開催している富士通は、その運営ノウハウをまとめている。2014年に約10回のハッカソンを運営した同社の事務局が、独自にまとめた運営術を解説する。STEP1は「目的の設定」だ。適切な目的を設定することで、多様なステークホルダーを巻き込み、効果を高める(本誌)。
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[5]実例から見るハッカソン運営術(1)イノベーション手法として注目集まる
社内外で積極的にハッカソンを開催している富士通は、その運営ノウハウをまとめている。イノベーションにつながる「共創」の方法論として着目しているためだ。2014年に約10回のハッカソンを運営した同社の事務局が、独自にまとめた運営術を解説する。第1回は企業がハッカソンを開催すべき理由を述べる(本誌)。
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[4]ハッカソンで社員に“共創スキル”を磨かせる――富士通の谷口専務
富士通は社内外の人材を含めたハッカソンを数多く開催している。インテグレーションサービス部門を統括する谷口典彦取締役執行役員専務は、今後の同社のSEに必要となる“共創スキル”を身に付けさせるのに有効だと語る。また社員のモチベーション向上や事業計画の立案にもハッカソンを活用し始めている。
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[3]富士通がハッカソンを推進する理由――人材育成と共創プロセスの確立を狙う
第1回と第2回で紹介した「FUJI HACK」のほか、ここ数年、富士通はハッカソンイベントを多く実施している。なぜ、富士通はハッカソンを推進しているのか。キーワードは「共創」だ。ユーザー、ベンダーの垣根を超え、一緒になってシステムを構築する。そのための「”共創型”人材の育成」と「共創プロセスの確立…
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[2]「FUJI HACK」体験記(後編)――「つながりマップ」開発にチーム力を結集した結果
「FUJI HACK」に参加し、立候補によってグループのリーダーになった徳田恒司氏。そのグループで、社内外の人々のつながりを可視化する「つながりマップ」を作成しなければならない。しかし発表の時間が刻々と迫る。そこで徳田氏は、自分はプログラミング作業に専念し、資料や動画の作成は他のメンバーに任せるこ…
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[1]「FUJI HACK」体験記(前編)――消極男子が積極リーダーに変わるまで
「君にハッカソンにいってもらうよ」「えっ、なんとかソンって、何ですか?」――。ハッカソンという言葉すら知らなかった富士通の徳田恒司氏は、上司の指示で社内ハッカソン「FUJI HACK」に参加する。当初、全く積極的ではなかった彼だったが、初めて体験するアイデア創出のためのタスクを次々とこなしていくう…
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