NTTドコモは、3月1日に開始する光回線サービス「ドコモ光」において、新規契約の獲得ごとに4000円の販売手数料を設定していることが分かった。春商戦では期間限定の措置として、さらに3000円を上乗せする。フレッツ光からの「転用」の販売手数料は1000円。

 毎月のデータ通信量を決める「パケットパック」のアップセルを促進するため、増量契約に対しても、販売手数料を期間限定で上乗せする。データMパック(5Gバイト)が2000円、データLパック(同8G)が4000円、シェアパック10(同10G)が5000円、シェアパック15(同15G)が6000円、シェアパック20(同20G)が7000円、シェアパック30(同30G)が8000円、と容量の大きさに応じて増額した。

 なお、NTTドコモが販促に力を入れる「ISP料金一体型」については、提携ISPの取り次ぎ手数料として2000円が設定されている。こちらは提携ISPの原資で、「ドコモnet」に限っては1000円に減額となる。インターネット接続事業者の間では「ISP契約までNTTドコモに奪われる」との危機感が強く、こうした批判をかわす狙いもありそうだ。

 このほか、ドコモ光の継続手数料として、4800円(80円×60カ月)を支払う。光リモートサポートの新規獲得手数料は200円、継続手数料は300円(30円×10カ月)。